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サシガメって
知ってる?

2016/07/03

アメミプトップ

サシガメについての解説



サシガメという超マイナーな昆虫にスポットライトを当てるべく僕はこのブログを書いております次第であります。

「サシガメを飼っている」って言ってクエスチョンマーク以外の回答をした知人は今までにおりません。

僕は言いたい。声を大にして主張したい。



みんな昆虫にもっと興味持とうよ!!

虫にさされた?
違うよ!!


ヒトスジシマカに刺されたんだよ!

虫が部屋の中に居るんじゃないよ!!ショウジョウバエが部屋に居るんだよ!!

洗面や風呂場に居るのはチョウバエで、生ごみに沸くのはショウジョウバエで観葉植物の土に沸くのはクロバネキノコバエだよ!!


昆虫の種類を知っていればそれに合った対処もわかるし予防策もわかるものです。

グローバル化や温暖化が進み、今までよりも多様な種類の昆虫が進出してくる可能性が高い日本列島において、昆虫の知識が無いのは死活問題ですよ!!

しかしご安心ください。僕のこのブログをご覧になっていただければもれなくあなたのインセクトIQが跳ね上がることを保証しましょう。ふふふ



ではでは、冒頭の話題に話を戻しましょう。サシガメという昆虫について、ご存知の方も多いと思われますが、一応ざっくり解説します。

サシガメとは

カメムシの仲間で、草食を捨て肉食に進化を遂げた者たちの総称。カメムシは一般的にくさいにおいを出す昆虫として名を知られているけど、サシガメはにおいを出しません。肉食で狩りをするものがほとんどなので、口は鋭くとがっていて毒を持っているものがほとんど。捕まえようとしない限り刺すことはありませんが、刺されると激痛。普通のカメムシよりも恐ろしい存在だけど、イモムシやアブラムシを食べてくれるので基本は益虫。(触らない限り)



そんなサシガメの種類の中で特に謎なフォルムを持ったヨコズナサシガメっていう種類を飼育した時の記録をご紹介します。

この写真がヨコヅナサシガメ終令幼虫の姿です。

サシガメ飼育法



................................?

え?なにこれ虫?......って思わなかった?

そうなんだよね。なんか不格好なんだよね。ぼくも最初見たとき。こいつには全く興味をそそられませんでした。

しかし、このヨコヅナサシガメの脱皮風景を見たとき、昆虫の神秘をまた一つ体感させられました。



ヨコヅナサシガメ脱皮



赤い....赤い....赤いぞ....

かすんだ黒いボディが鮮やかな赤色に!!



数分後↓

ヨコヅナサシガメ成虫

あれれれれれ!?また黒くなってる!!?
しかもスゲーつやつやになってる!!そしてなんだその白と黒のおびは!?!??これがヨコヅナサシガメの名前の由来か!!!



素晴らしい....まったく、昆虫ってやつは人間の想像のはるか上を行く変身をしてくれる....

なぜか真っ赤になりそのあとすぐに黒に戻るという謎の変身に、僕はもう脳内が大混乱ですよ。昆虫って、ほんと意味不明だね!!昆虫は宇宙から来たって言ってる人がいるけど、それもうなづけるよホント。

こいつらすごすぎる。

飼育法はいたって簡単、市販のミルワームを食べてくれるので餌に困ることはありません。

ヨコヅナサシガメ餌

ヨコヅナサシガメ捕食

ね?サシガメ、飼いたくなっちゃったでしょ?(笑)

ヨコヅナサシガメの脱皮詳細を見たい方はこちらへ



書いてる人のプロフィール
名前:黒山有(PN)
昆虫が好きで、視界に入る昆虫を手当たり次第に虫かごに閉じ込めて観察する習性をもつ者。
しかし昆虫採集に行く習慣はないため虫かごの中に入る昆虫は身の回りの害虫ばかり。気づくと害虫繁殖業者になっていた迷惑な奴。
ヤスデのことをゲジゲジと呼ぶことを許さない心の小さな者でもある。




munu
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