これを見てください。
これをみて「へ~」となったあなた!!!
ゴキブリを何だと思ってるの!?
奴らはただの昆虫!!アタマが無くて1週間って!!そんなわけないからね!!と、いうことで。日本ではポピュラーでかつ生命力も強く個体の大きさも大きいクロゴキブリのアタマを切り落とす検証をしたので、そのレポートをご報告いたします。
これから先はモロゴキブリ画像が現れるので観覧注意!苦手な方はブラウザバック推奨。
昆虫とは、世界で最も種類の多い生物で、中には首を切り落とされても1週間生き延びることのできる昆虫もいるかもしれないけど、ゴキブリに限ってはそんなことができるほど単純な構造をしていないので、死ぬに決まってるだろ!!ってことで......
やってやりましたよ!!
アタマの切り落とし!!
実際に頭を切り落としてみて驚いたよ。
僕の予想ではゴキブリの頭を切り落としたら1時間前後で全機能停止し生命活動を終えると思っていたのですが、実際は1~2時間後では切り落としたアタマも元気よく触覚を動かしておりました。
まさか、あの噂は本当か?と少しゴキブリの強さに期待もしましたが、約20時間後...
だめでした....もう後ろ足を動かすのが精いっぱいの様子。ごめんねごめんね。痛いよね。ひどすぎるよね....
27時間経過後、彼の体をつつこうが振り回そうがまったく反応なし。生命活動を停止した様子です。想像以上に元気よく動き回ったアタマのないゴキブリさんですが、やはり1週間は無理でしょうね。
「ゴキブリのアタマを切っても1週間生きる」っていうのはガセの可能性が高いですからね!!周りの人間にそれを話せばあなたは嘘つきになりかねません!!きをつけて。
ちなみに僕に捕縛され道半ばで生命を果てたかわいそうなこのゴキブリさんはこの後スタッフ(クロオオアリ)がおいしくいただきました。
スタッフについて気になる方はこちらのブログを見てください。↓
ちなみにこちらのツイートも。ガセ率高いですね...
たしかにゴキブリの卵は乾燥に弱いですが、たった一晩で卵の鞘の内部に厳重に保管される卵を全滅させることができたら、自然界でゴキブリは卵で越冬できないじゃん(笑)普通に考えようよ普通に!!
それに、ゴキブリは越冬は卵だけではなく幼虫や成虫のそのままの姿で越冬できるから、卵だけを倒してもあんまり意味がないし、ゴキブリってほとんどの種類が空腹であれば仲間の卵を容赦なく食べるからね。死んだ卵を見て他所に移動なんてしません!
死んでる卵とか、生きてるゴキブリにとって餌でしかないので...えさ増やしてどうする。って感じですね。
友達にこれらのゴキブリのガセネタを信じている人がいたら教えてあげてね!
最後に、よく言われる「ゴキブリは死ぬ間際になると卵を残す」という情報ですが、これも必ずそうなるわけではないので、安心してください。
これがクロゴキブリの産卵風景ですが、これ、実はすごい時間かかるんですよ。2時間かけて卵を産み。それからまた1~2時間かけて卵を腹につけたまま乾燥させ、そして30分近くかけ卵を装飾や偽装し乾燥対策の為にフンを周りに塗るのです。長い時だと卵一つに半日以上手間を取られるお母さんゴキブリもいます。そう。卵鞘ひとつ産み落とすのはお母さんゴキブリにとって一苦労の大掛かりな作業であり、死ぬ間際のひん死状態では卵を産み落とすことなどできないので、殺虫スプレーで弱ったゴキブリが物陰に入ったからと言って、そこまで神経質になる必要はないですよー!!
腹の先についているこの卵鞘は数十分かけて黒くなり、母親のおなかから離れます。みなさんも是非、クロゴキブリを捕獲の際は産卵風景を観察してみてください(笑)